グラスティのサービス_ファミリービジネスコンサルティング

グラスティのサービス

ファミリービジネスコンサルティング

日本の企業の97%はファミリービジネスといわれています。(ファミリービジネス白書2018年)さらに、創業200年以上の企業が世界に約9000社ある中、日本企業が約4000社を占めており、そのほとんどがファミリービジネスと呼ばれる老舗企業なのです。 私たちは「ビジネスとファミリーを一体に見る」ことで、100年先を見据えた様々な課題解決に取り組んでいきます。

ファミリービジネスとは、以下の3要素を持つ企業です

●創業一族が主要な株を保有する
●経営層を一族の複数メンバーが占める
●一族に、ビジネスに対する影響力や次世代へ継承する意思がある

コンサルティング概要

ファミリービジネスの問題は「まさか」のタイミングで起き、「やっておけばよかった」と考えることが多いのです。ファミリービジネスのコンサルティングは、これから起こる問題に対して、いまから必要な準備を整えていく事です。

■ファミリービジネスにとっての2つのイシュー

【ビジネスのトップとして】永続的成長に向けた従業員や顧客、ステークホルダーのプレゼンス
【家長として】自身のファミリー(一族)の永続と結束
この2つのイシューに対し、これまでに以下の3領域/6テーマの取り組みが整理されてきました。

◆資産の承継
①目に見える資産を承継する仕組み~株式(財産権と議決権)や不動産の承継
②目に見えない資産を承継する仕組み~象徴財資産(のれん、屋号、ブランド)、社会関係資産(地域、顧客、協力会社、銀行との関係など)の承継

◆経営の承継
①既存の経営資源を活かしつつ、新しい価値を付加した事業の承継
②経営権を誰に引き継ぐのか(ビジネスとファミリーの関係)、新たなルールに基づいた承継

◆家族と家庭の承継
①子供が親の仕事に興味関心を持てる環境の整備
②ファミリーにおいて価値観の共有や、長期的なビジョンが持てる環境の整備

*事業承継とは、これらすべての領域に関わるテーマと考えています。私たちのコンサルティングは、この3領域/6テーマの入り口から、※FBAA(一般社団法人日本ファミリービジネスアドバイザー協会)の持つ様々なソリューションを組み合わせ、取り組んでいきます。
※一般社団法人 日本ファミリービジネスアドバイザー協会 2012年に設立。ファミリービジネスの永続的発展を支援するファミリービジネスアドバイザーの養成と交流を目指す、日本初の協会。

サービス概要

■ファミリーガバナンスの設計・実施(現状把握)

現在、世界のファミリービジネスの重要なテーマとして、ファミリーガバナンスがあげられます。コーポレートガバナンスは法律で決められていることも多いのですが、ファミリーガバナンスは、「家」が決めていく事になります。

①ファミリーの歴史や価値観の共有
②ファミリーの人的資源の明確化
③ビジネスの人的資源を三位一体で整理する事業承継計画

これらを基づき、現経営者と次世代経営者らに対するファミリーミーティングを実施します。
そこでは、ファミリービジョンつくり、ファミリーの組織化や価値観の見える化を通じ、ファミリーとビジネス両面にまたがるガバナンスが可能となる仕組み作りを行います。

■事業承継の設計

・経営者の意識や事業の状況、承継者の覚悟や仕事の経験値など、多面的に判断した上で上記3領域/6テーマについて、優先順位をつけて設計します
・次世代承継者と、次世代ノンファミリーの幹部候補者を育成します。

■家訓・家憲の設計

・ファミリーガバナンスの基盤となる「家訓」、ファミリーが大切にしている価値観・考え方「家憲」に基づいて、継承ガバナンス、統合ガバナンス、承継財ガバナンスを整理、具体化します。
・家訓、家憲のファミリー内での展開、共有を可能とする施策の設計、実施をします。

■グループ経営のビジョン策定

数世代に及ぶファミリービジネスを展開する中、多くの関連会社と共にグループ経営を行っていく際のグループビジョンを策定します。